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四十郎おっさんが綴る読書感想文まがい

大阪在住のもうすぐ四十郎になるパートのおっさんが書き綴っていく、なんちゃって読書感想文。

『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想4

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『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想4

どーも、おっさんです。

『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想、4回目。

今回も、おっさんが気になったフレーズについて書いていきたいと思います。



『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想

『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想2

『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想3









ブランドやブランド体験のレベルを上げたいと思えば、ターゲットは明確でなければなりません。つまり、他のターゲットは捨てる覚悟が必要



上記の文章を目にした時、「やはり・・・」って感じました。

というのも、以前に勤めていた会社で、わたしも同じことを上司に伝えていたからです。

その会社でのメインの商材は、男性向けのアイテムでした。

男性向けの商品がほとんどで、低迷していた売り上げを回復させるため、上司たちは「女性向け商品を企画し販売する」という案を考えました。

これはこれで問題ありません。数年先の利益を考えるという点では、この視点は必要だったと思います。

問題だったのは、可能であれば、短期的に利益を手にしたいという事。

できるだけ早くに収益に持っていきたいための、作戦会議だったので、この「女性向け商品」の案は、方向性が少し違うと、わたしは考えたんですね。



当時の社内に女性の営業マンはおろか、そもそも女性がおばちゃんばかりで、「若い女性が欲する商品」を企画する状況では、全くありませんでした。

それでも、その部分をアウトソーシングするなら、まだ良かった。

結局、ここの部分をケチり、男連中が女性向け商品を考え始めたんですね。

その前に、わたしは「いま取り扱っている商品の横展開を考えた方がいい」「男性顧客が多いのであれば、男性がユニークだと感じるアイテムを増やしましょう。いまは女性向け商品を企画できない」と、女性向け商品の企画は一旦休止した方がいいと進言しました。

わたしは、女性客を考えないで、売り上げを考えた方がいいと、その当時は考えた訳です。



しかし、上司たちは、わたしの考えを否定し、結局、明後日の方向の商品を企画。

販売したわけですが、在庫を持っているにも関わらず、どこのお店にも売れない。

ヒアリングすると、「御社で期待しているのは、こういうアイテムではない」という事がわかりました。

・・・ヒアリングして女性向け商品を企画しよう!ってなったんじゃないんかい!って突っ込みそうになりましたよ。



話が逸れました。


当然、売り上げはあがる事なく、さがる一方。

その後、2年くらい迷走して、最終的に男性向けアイテムの企画販売をしていこう!って感じに、社内の空気は変わりました。

ううむ。。。って感じになりましたよね。

当時、わたしの考えをわかってくれる人はほとんどおらず、ストレスフルでございました。

会社のブランディングを考えれば、当たり前の事なんですが、個人の業績だけを考えてしまうと、簡単に方向性を間違うという事を身をもって知りました。



この本に、もう少し早く出会っていれば、色々と変わったのかなぁって、ちょっとなんともいえない気持ちになりましたよね。

改めて、ブランディングの大切さを痛感しました。








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プロフィール

HN:
おっさん999
性別:
男性
職業:
ブロガーを目指すパートタイマー
趣味:
映画鑑賞
自己紹介:
映画やアニメ、声優さんが好きで、片頭痛に悩んでいる、もうすぐ四十郎になるおっさんです。
2015年に長年勤めていた会社を退職し、今は気楽なパートタイマー。3つの仕事を掛け持ち状態です。