どーも、四十郎おっさんです。
『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想、7回目。
今回も、おっさんが気になったフレーズについて書いていきたいと思います。
ちなみに、『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』シリーズは、今回で最終回となります。
『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想
『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想2
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『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想5
『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(室井淳司)の感想6
提供するものが、これまでと同じでも、飲み方や体験の方法がこれまでと違うことで、従来とは異なる価値が生まれます。このパラダイムシフトとも言える変化を目指したのです。
従来のように、商品だけを販売していると、だんだん商品が売れなくなり、売り上げが低迷していきます。
それを回避するためには、切り口をかえて商品を紹介し、今までとは違う価値観を生み出す必要があるんですね。
たとえば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンであると、ジャンプしないと飲み物のボタンを押せない自動販売機や、クリアすると景品をゲットできるUSJのゲームコーナー。
また、いつもとは違う雰囲気を味わってもらう、ナイト・ズー(夜の動物園)など。ナイト・ズーは夜に動物たちはどのように動くのか、観察することができて、この動きは一気に日本中に広まりましたよね。
提供しているサービスや商品は同じでも、少し見方を変えるだけで、ユニークさが生まれ、顧客はそこに満足度を見出します。
このかたちが、これからの販売・企画の流れになっていきますね。
純喫茶でも、サイフォンコーヒーをショーのようにしたり、ステーキショップだとステーキを焼く時の魅せ方を工夫したり。
物販であれば、その商品を使うと、ライフスタイルにどのような変化があらわれるのか。
商品やサービスが素晴らしい事はもちろん、これからの時代はプラスアルファが求められます。
この『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』という本は、店を作っている人や商品を企画している方に、ぜひ読んでもらいたい。
というのも、アルバイトやパート、社員でも企画や棚割りに携わっていない人には、ちょっとイメージしづらい内容なんですよね。
空間というものを例にしているので、どうしても抽象的になりやすい。
だからこそ、むしろ店作りに参加している方や役職のついている方にこそ、オススメしたい本です。
部下から意見がでても闇雲に否定して終わる日本の会社において、変化を受け入れ柔軟に対応する事ができれば、自分も会社も大きくなる事ができます。
ですので、中間管理職以上の方、変化を生み出すためにも、こういったタイプの書物は数冊読んだ方が良いと、おっさんは思うのです。